お墓の石について
墓石は用いる石材の種類で印象が変わります。こちらでは、墓石(石材)の特長をご紹介します。
墓石に用いる石材
現在、墓石に使用される石材のほとんどが花崗岩で一般的に御影石と呼ばれています。御影石などの硬度の高い石材は、軟らかい石に比べて磨き上げるほど光沢が出て、その艶かさが長く続きます。
この他にも斑れい岩・閃縁岩・安山岩なども用いられています。
これらの岩はいずれも硬質で風化に強い性質です。
墓石の採掘 |
墓石は野外で強い陽射しや風雨の中に建てることになりますので、耐候性を第一に考え、風化に強く、錆びたり変色したりしない石が最適です。 |
墓石の色・石目の話し
石材は同じ種類でも、その特長や様相で細分化されています。
たとえば御影石の場合、国産、外国産を合わせて何百種類にもおよび、色別に大別すると白系、黒系、赤系、青(緑)系、グレー系などに分類されます。
白系 |
緑系 |
黒系 |
グレー系 |
赤系 |
墓石の色の好みは地域によって異なります。一般的には関東を境とする西の地域では白系が好まれ、関東より北の地域では黒系が好まれます。これは、おのおのの地元で産出する石材の色に起因してます。
天然の御影石は地球規模で造成される純天然素材ゆえ、産出量が少ないほど希少性が高くなり、比して価格が上がります。
石目についてもそれぞれ細分化され、石目の粗い順に「粗目」「中目」「小目」「細目」「糖目」などに分類され、石目が細かいほど価値・価格が上がります。
一部の地域では「○○色の石で墓石を建立するのは縁起が悪い」などの風説があるようです。しかし、最近は故人や家族の好みで建立されるお客様が増えています。
代表的な国産墓石
庵治石(あじいし)
庵治石はきめ細かな地肌が特長です。それゆえ風化に強く、磨くほどに青みを帯びた緻密な石目が浮かび上がります。
うろこ状の模様が群青のように浮かぶ石質は庵治石の他に類がなく、日本国内のみならず、世界最高峰の墓石材として名を馳せています。
庵治石の特長
- 平安時代後期から用いられ、約1000年の歴史を持つ
- 密度、高度が大変高く、細やかな細工・彫刻を施しても風化しにくい

本小松石(ほんこまついし)
本小松石は神奈川県真鶴町でのみ採掘される、非常に希少性の高い石材です。それゆえ産出量が少なく、国内で採れる石材の中で最高級品に位置しています。
本小松石は安山岩特有の緻密な石肌、気品のある淡い緑色をしており、手を加えるほどに様相を変えます。
本小松石の特長
- 鎌倉時代から墓石に用いられている
- 江戸城の城壁や小田原城の石垣などに用いられている
- 昭和天皇の御陵などにも用いられている


